「出産育児等しやすい川崎市議会へ。ほか」令和3年6月2日、6月議会2日目採決
こんにちは。
本日6月2日、川崎市議会本会議が開催されました。詳細は以下のとおりですが、本ブログ前号で書かせていただいた、ひとり親支援についての補正予算の成立と、議員の産休等のしくみの拡充など、その他諸々の役職の選挙、が行われました。
まず、ひとり親支援についての議案第111号 令和3年「出産育児等しやすい川崎市議会へ。ほか」令和3年6月2日、6月議会2日目採決度川崎市一般会計補正予算 の採決について、ですが、
総務委員会委員長の斎藤伸志 議員より委員長報告がありました。
【令和3年第2回定例会 総務委員会委員長報告資料】
令和3年6月2日 総務委員長 斎藤 伸志
「議案第111号 令和3年度川崎市一般会計補正予算」
≪主な質疑・答弁等≫
*3世代が同居している場合におけるひとり親世帯の所得の考え方について
本制度は「ひとり親世帯」と「その他の世帯」で判断基準が分かれており、3
世代同居世帯については、「その他の世帯」の区分において、包括的に所得を勘
案するものと認識している。
*対象のひとり親世帯が世帯分離している場合の考え方について
世帯分離にかかわらず、当該世帯が児童扶養手当を受給していれば、「ひとり
親世帯」として給付金の支給対象となるものと考えている。
*3世代同居の児童扶養手当受給世帯に対する本事業の適用について
児童扶養手当の受給に当たっては、制度所管局で世帯分離を含めて認定の調査を行い、認定となった場合には、「ひとり親世帯」として本事業の支給対象となるものと認識している。
*迅速な予算執行が必要となる本事業が二度目の入札で契約に至ったことによる影
響について
4月28日に一度目の入札が不調となったため、5月13日に二度目の入札を
行い、契約に至ったものである。当初の予定に比べ委託事業者の決定に遅れは生
じたものの、その後については、特に影響は生じていないものと認識している。
*家計急変世帯に対する小中学校を通じた制度の周知について
小中学校を通じた制度の周知については把握していない。
≪意見≫
*介護保険における世帯分離の考え方とは異なり。本制度では、対象となる子育て
世帯が世帯分離している場合であっても、同居している世帯全体の所得で判断さ
れるものと思われるため、今後は子育て世帯に必要な支援が届<よう、検討して
ほしい。
*委託業務の契約書を確認すると、履行場所は別途協議の上で決定するものとなっ
ていることなど、事務作業フローを含め、いまだ未確定の部分があるものと考え
られる。コロナ禍により様々な国庫補助事業が委託されており、その中には遅延
している業務も見受けられるため。本件も含め、対象の方へ適切に支援が行き渡
るよう、予算執行を所管する部署として、適切に状況を注視し、対応してほしい。
*本制度の周知は、保育所へのチラシの掲出や県による高等学校への周知等により
行われているが、より一層制度の認知度が向上するよう、市内の小中学校を通じ
た周知方法についても検討してほしい。また、各種の相談窓口においても同様に、
対象世帯に制度の広報が適切になされるよう、検討してほしい。
≪審査結果≫
全会一致原案可決
次に、委員会提出議案第1号「川崎市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」です。全会一致で可決成立しました。出産育児などをしやすい市議会、極力ハンコのいらない市議会になりました。
内容は、①議員が本会議など公務を欠席するにあたり、その理由を文言上「事故」によるものしか認められなかったが、「公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他やむを得ない事由」に改められ、また出産に関しても「日数を定めて」から「出産予定日の8週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして」に変更。市職員と同じ条件になるということです。
②議会に請願を出すにあたり、押印をしなくてよくなりました。(法人は除く)
提案理由としては、「育児、看護、介護等に係る欠席の届出及び出産に伴う欠席期間の範囲について明確に規定するとともに、請願書の押印に関する規定を整備するため、この規制を制定するものである」とのことです。
最後に、役職についてです。
投票の結果、
「神奈川県内広域水道企業団議会議員」に、嶋崎嘉夫議員、山崎直史議員、河野ゆかり議員が選出されました。
「神奈川県川崎競馬組合議会議員」に、大島明議員、木庭理香子議員が選出されました。
「神奈川県後期高齢者医療広域連合議会議員」に、斎藤伸志議員、田村伸一郎議員、林敏夫議員が選出されました。
以上です。